妊娠がわかってから、色々と調べていくうちに、ちなみに「出産までにどれくらいお金がかかるんだろう」という疑問が浮かびました。私は東京23区に住んでいて、分娩は無痛分娩を希望しているのですが、そもそも無痛分娩という存在すら知らず、妊娠が分かってからし初めて知りました。でも実際に調べてみると、国や東京都からの支援がかなり手厚くて、びっくりしました。私が調べた内容をまとめておきたいと思います。
東京23区・無痛分娩でかかる出産費用の目安
厚生労働省の資料によると、令和6年度の正常分娩にかかる費用は全国平均で約52万円ですが、東京都はこれよりかなり高く、令和6年度の平均は約64万8千円と全国でもっとも高い水準になっています(社会保障審議会医療保険部会の資料より)。さらに私が予定している無痛分娩の場合、麻酔などの費用が別途10万〜20万円ほど上乗せされるのが一般的なので、単純計算すると東京23区での無痛分娩は80万円前後かかっても不思議ではない、というのが正直なところです。
使える公的支援制度の一覧
とはいえ、実際に使える制度を並べてみると、負担はかなり軽くなります。私が調べた範囲で、23区在住・無痛分娩を選ぶ人が使える主な制度をまとめると、こんな感じです。
| 制度名 | もらえる額 | 実施主体 | いつ・どうやって |
|---|---|---|---|
| 出産育児一時金 | 50万円 | 国(健康保険) | 出産時。直接支払制度を使えば病院への支払いに直接充当できる |
| 出産費助成事業(区独自) | 出産育児一時金との差額を助成。上限は区により異なる(例:足立区10万円、千代田区31万円、港区は差額全額) | 区市町村(23区) | 出産後に申請。無痛分娩・計画分娩の分娩料も対象費用に含む区が多い |
| 無痛分娩費用助成 | 最大10万円 | 東京都 | 2025年10月〜。都が公表する「対象医療機関」で無痛分娩を受けた場合のみ対象(対象外の病院だと助成されない) |
| 妊婦のための支援給付 | 10万円(妊娠届出後5万円+出産後5万円) | 国 | 2025年4月〜全国一律。妊娠届出時と出産後の2回に分けて現金支給 |
| 赤ちゃんファースト | 10万円相当(育児用品・サービスに使えるギフト) | 東京都 | 都内在住で出生した子が対象。国の給付とあわせて案内される |
| 妊婦健診受診票 | 実質無料〜数千円(受診票なしだと総額目安10万円) | 区市町村 | 母子健康手帳の交付時に14回分を交付 |
出産育児一時金:全国一律50万円
加入している健康保険から全国一律で子ども1人につき50万円が支給される制度で、2023年4月の増額以降ずっとこの金額が続いています(厚生労働省)。多くの産院では一時金が直接病院に支払われる「直接支払制度」を使えるので、退院時にまとまったお金を用意する必要がないのもありがたいポイントです。
出産費助成事業:区独自で差額を補填
さらに心強いのが、23区が独自に実施している「出産費助成事業」です。これは出産費用の総額から出産育児一時金を差し引いた自己負担分を、区が上限額まで助成してくれる制度で、上限は区によって差があります。例えば足立区では子ども1人につき10万円が上限ですが、千代田区では最大31万円、港区では差額の全額が助成対象になるなど、住んでいる区によって手厚さがかなり違います(足立区・港区・千代田区の各公式サイトより)。しかも足立区の例では、対象費用に無痛分娩や計画分娩の分娩料もはっきり含まれているので、無痛分娩を選ぶ人ほど恩恵を感じやすい制度だと思います。東京都のどこに住んでいても使える制度ではないので、自分の住民票がある区の助成上限は事前に確認しておくのがおすすめです。
無痛分娩費用助成:対象医療機関の確認が必須
2025年10月から東京都が独自に始めた制度で、令和7年10月1日以降に出産した都民が対象になり、最大10万円が助成されます(東京都福祉局)。ただし注意点があって、助成が受けられるのは都が公表している「対象医療機関」で無痛分娩を受けた場合に限られます。対象医療機関の一覧は東京都福祉局のページで公開されていて、私はすでに産院を決めているのですが、このページで確認したところ無事対象医療機関に入っていました。対象外の病院で出産すると助成が受けられないので、無痛分娩を希望する人はここが一番大事なチェックポイントだと思います。
妊婦のための支援給付・赤ちゃんファースト:現金&ギフトで20万円
妊婦のための支援給付は、2025年4月から全国でスタートした制度で、妊娠届出後に5万円、出産後に子ども1人あたり5万円、合計10万円が現金でもらえます(こども家庭庁)。出産費用に充ててもマタニティ用品やベビー用品の購入に使ってもよいお金なので、家計にとってはかなり心強い制度です。加えて東京都独自の「赤ちゃんファースト」では、育児用品やサービスに使える10万円相当のギフトが別途もらえます(東京都福祉局)。国と都、両方から現金・ギフト合わせて20万円ほどの支援があると考えると、妊娠・出産にまつわる出費への不安はだいぶ和らぐのではないでしょうか。
妊婦健診受診票:14回分がほぼ無料に
もうひとつ見落としがちなのが妊婦健診の費用です。妊娠中は出産までに14回程度の健診を受けるのが望ましいとされていますが、母子健康手帳と一緒にもらえる受診票を使えば、その回数分の健診費用の多くが公費でカバーされます。受診票を使わなかった場合の妊婦健診費用は総額で平均10万円程度かかるとされているので、これがほぼ無料か数千円程度の自己負担で済むのは本当に助かります。届出をした自治体の窓口や母子手帳交付時にもらえるので、もらい忘れがないようにだけ気をつけたいところです。
まとめ:結局、自己負担はかなり抑えられる
上の表の制度をぜんぶ合わせると、出産育児一時金の50万円、区独自の出産費助成事業(差額を最大10万〜31万円ほど補填)、東京都の無痛分娩助成の最大10万円、妊婦のための支援給付の10万円、赤ちゃんファーストの10万円相当、そして妊婦健診の実質無料化まで含めて、東京23区で無痛分娩を選んだとしても自己負担はかなり抑えられそうだということがわかりました。金額や条件は制度改正や自治体、産院によって変わることもあるので、詳細は最新情報を確認する必要がありますが、「無痛分娩=高額でお金が心配」と身構えすぎなくても大丈夫、というのが今回調べてみての実感です。同じように費用面で不安を感じている妊婦さんの参考になればうれしいです。
妊娠中に飲んでいるノンカフェインのお茶
妊娠してからカフェインは控えるようにしているのですが、そんな中で気に入っているのが、行きつけの美容院で出してもらって以来ハマった「ティートリコ」のフルーツティーです。マグカップにスプーンで好きな量を入れてお湯を注ぐだけで、あっという間に出来上がり。しかもフルーツごと全部食べられて、それがまた美味しいんです。私のお気に入りはパイナップル味。ノンカフェインなので、妊婦さんでも気兼ねなく楽しめるのがうれしいポイントです。
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